前回までの乳がん闘病記
前回までのブログでは妻の乳房全摘出手術後の様子からパクリタキセル12週の抗がん剤治療が開始され、その副作用等について書いてきました。
その後、予定通りAC療法を開始するところから書いていきたいと思います。
パクリタキセル12週完了後AC療法開始
妻は予定通りパクリタキセルが12週が完了し、次にAC療法を行いました。確か3週に1度で4サイクルだったと思います。
病院に行く回数は減りましたが、ダルさと気持ち悪さ、体調の悪さはパクリタキセルとは比べ物にならない様子でした。
確か1サイクル目のAC療法、初めての抗がん剤投与後、遅くなってしまったのでどこかで軽く食べて帰ろうということになりました。
妻はもう投与後2,3時間後にはかなり急激に具合がわるくなってしまい車の中から動けなくなってしまったため、そのまま帰宅。
その後1週間は殆どベットから動けない状態が続きました。
私も勿論当日は一緒に抗がん剤投与時はいたのですが、あの真っ赤な色の薬は今でもはっきりと覚えています。
点滴には吐き気止めが入っているのと、確か点滴前と点滴後にも内服薬(デカドロン等)を飲んでいたと思います。
AC療法の副作用について
AC療法にもパクリタキセルと同様の副作用(脱毛、白血球減少、吐き気、嘔吐等)があると思います。
全身のダルさ、吐き気
妻の場合このなかでも全身のダルさと吐き気が強かったと思います。
前にも書きましたが、AC投与後は1週間くらい殆ど動けない状態が続きます。
脱毛
妻の場合パクリタキセルの方が脱毛の副作用が強かったです。
確か2サイクル目あたりからうっすらと全体に産毛のような髪の毛が生えてきて、
4サイクル終わるころには坊主に近い状態まで髪の毛が生え戻ってきました。
おそらく脱毛に関してはACでは殆ど副作用として起きていなかったと思います。
パクリタキセルが終わった後から髪の毛が徐々に生えてきていたんだと思います。
白血球減少
妻の場合、白血球減少もかなり副作用として出ていました。確か血液検査の結果、1、2回くらいは休薬になったと思います。(すみません少し記憶が曖昧です。)
これがまた本人は辛いのです。1時間半かけて病院にいって、血液検査して、白血球が減少しているので投与できないととんぼ返り。
血液検査で思い出したこと
ちょっと話それますが、これどうにかならないのでしょうかね。病院のデータがすべて連携したら、どれだけ便利か。
事前に近所で血液検査して、結果がOKなら専門の病院に行って、抗がん剤を投与してもらう。
これがどれだけ便利か。病院でも待ち時間も減るのに。
アメリカではこれができました。近所の病院の関連施設で1日前までに血液検査をして、
結果がOKなら何も電話等こないで予約通りに病院に行って点滴をします。
血液検査の結果がだめなら電話がかかってきて、リスケジュールでOK。
妻は抗がん剤がなければその後元気な状態が続くので、いつもどこかに出かけたがりました。
このように血液検査の結果を早く知ることができれば早めに予定を立てれますし、何度もいいますが病院で無駄な時間を待つ必要がありません。
といっても今の日本の医療の仕組みからして難しいのでしょうけど、患者第1に考えてほしいものです。